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<第83稿>土用伐りスタート 伐採シーズンの幕開け

●奈良県銘木協同組合 8月2日 8月磨き丸太市があり季節柄錆び丸太が多量に出荷されていました。今年も天候が具合よく、非常に良い錆び付きで高値で競り上がってました。錆び丸太は天候に左右されるためリスクも高いのですが、生産者の皆さんのご努力に敬服いたします。


●タイコ化粧梁選び 今月も2組のお客様がご来社になり、吉野桧タイコ化粧梁を選んでいただきました。こういう機会がもっと増えるといいですね。お買い上げありがとうございました!



●葉枯らし 土用伐りした120年生吉野杉の原木から杉皮を剥いてます。乾きが早く原木の色上りも良くなりますし、化粧皮としても重宝します。10月の原木市に出荷します。こうご期待!


土用伐りについて諸説ありますが、期間季節の変わり目にあたるので、そもそも体調を崩しやすいであり、伐採は体力を使いますから、身体を思って避けたほうがいいのかもしれません。 無理をしないほうがよいという先日の息遣いが聞こえてきますね。木々にとっては、土用は一年の中で木の成長が盛んな時期になります。

伐採をする時期はできるだけ木が乾いている時期のほうがいいとされており、木が乾いていると伐採後の木材の変形が少ないからというのがその理由です。乾いている時期は、地盤も固まっていることが多いので伐採後に地崩れなどが起きにくく、安全であると考えられます。

土用伐りは夏の土用を過ぎてから行う、本格的な伐採シーズン到来のサインです。



●強度試験 天然乾燥されました吉野桧のタイコ梁を奈良県森林技術センターに持ち込み、曲げ強度試験を実施いたしました。10トンを超えてかなりの荷重に耐えていましたので、高い数値が予想されます。分析結果が待ち遠しいです。



森庄銘木産業株式会社 社長 森本 定雄

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