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吉野林業の特徴

吉野林業の特徴は、極端な「密植」と「間伐」を数多く繰り返し、「長伐期」とする施業です。建築材としての利用は500年前にもなり、名将豊臣秀吉が築いた、大阪城、伏見城も、吉野の材が使用されています。
江戸時代には、樽丸・醤油樽・味噌樽と、 節のない木材として利用されました。主として高品質な建築用材、酒樽・樽丸 の生産を目的としていた時代もあります。

世代を越えて一貫して言うことができるのは、手入れされた木々は完満通直、無節で、優れた技術と自然環境の結果であり、繊細な木目はその歴史を物語るということです。

植栽本数は、最近では7000~8000本/ha程、スギ、ヒノキを混植して単純一斉林の成立を避けてきました。

30年位まで保育を目的とした間伐を行い、70年頃までは数年~10年ごとに、それ以後も10~20年ごとに間伐を続けます。

製品となり世の中に出るまで、長い年月をかけながら育て続けています。

「豊かな森林資源を次の世代に残したい。」

その思いやりの積み重ねが、吉野林業なのかもしれません。

吉野林業と、製材業との繋がり


吉野林業地域は、植林から製材・建材までの製品を生産する一貫した事業体制を持っています。このため、製品の品質管理を徹底し、高品質な製品を提供することができます。長年にわたって培ってきた技術力を活かし、厳選された材料を使用して高品質な木材を生産しています。そのため、建築・インテリア業界からの信頼が厚く、多くのプロジェクトで使用されています。


環境に配慮した取り組み


吉野林業は、植林や製品生産の際に環境に配慮した取り組みを行っています。例えば、再生可能エネルギーの導入や廃材の再利用など、持続可能な社会を目指した取り組みを積極的に行っています。三宝や割り箸といった伝統産業も、製材から発生した端材を一部有効利用して行われています。


海外進出によるグローバル展開


吉野林業は、近年、製品を中心に海外進出を積極的に進めています。ストーリー性の高いエシカルな素材として注目を集めています。

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