【開催報告】BUSINESS INNOVATION CAMP 2025 in 宇陀
- 森庄
- 6 日前
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更新日:4 日前

2025年8月20日(水)・21日(木)の1泊2日で、株式会社類設計室と森庄銘木産業株式会社による共催プログラム「森と暮らしLAB in Uda × BUSINESS INNOVATION CAMP 2025」を開催しました。

宇陀市は全国に先駆けて「オーガニックビレッジ宣言」を行うなど、豊かな自然資源を持つ一方で、担い手の高齢化や放置林の未解消といった課題も抱えています。
類農園と森庄銘木はコンソーシアム「森と暮らしLAB in Uda」を立ち上げ、地域課題を“ジブンゴト化”しながら共創できる学びと実践のフィールドとして本プログラムを設計しました。
BUSINESS INNOVATION CAMPは、都市部の学生たちが宇陀市の林業・農業・教育分野の事業に触れ、自らの力で地域の未来を構想・提案する、実践型インターン企画です。
全国から20名の学生が参加し、1泊2日のプログラムに挑戦。
宿泊を含むプログラム全体を、築90年の木造校舎を改装した<奈良カエデの郷ひらら>で実施致しました。
公式HP奈良カエデのひらら
事前ワークを含む計3日間を通じて、地域フィールドワーク、事業立案、プレゼン発表に取り組みました。

【プログラム概要】
主催: 株式会社類設計室×森庄銘木産業株式会社 (森と暮らしLAB in Uda)
実施日:事前ワーク|2025年8月5日(WEB)/ 本番|8月20日〜21日(現地開催)
実施地:奈良県宇陀市(カエデの郷ひらら、森庄銘木山林、類農園宿舎施設 ほか)
参加者:大学生 20名(全国より)
【スケジュール】
■事前ワーク(8/5)WEB開催
・テーマ発表「宇陀の地域資源を活かした担い手づくりと再造林の未来」
・宇陀の課題と資源、主催2社の取り組み共有
・学生同士のアイスブレイク
■1日目(8/20)
・オリエンテーション、事業立案の基礎共有
・木造カフェで給食ランチ
・山林ツアー、森庄銘木工場見学、薪割り体験
・類農園 宿舎見学
・夕食交流&フィードバック










■2日目(8/21)
・チームごとの企画ブラッシュアップ
・最終プレゼンテーション(審査)
・結果発表&講評、懇親会



【学生チームの提案テーマ】
・DAOと宿泊施設を組み合わせた出資型林業プラットフォーム
・企業向けの“山林株主制度”による森林関与型サービス
・スローライフと木工体験を融合した癒し型ビジネス
・サブスクリプションを通じて森と子どもをつなぐ教育プログラム
【審査員講評】(敬称略)
「みんなでつくる」姿勢など、出資者として地域の方が関われる仕組みに共感。とてもワクワクした提案だった。-小川泰文(株式会社類設計室 奈良農園 副農場長)
例年以上に提案全体の完成度が高い印象を受けた。僕自身は、森や地域とのかかわり方も統合して出来上がればいいなと思っていたところも、様々な要素を取り入れ、地域とも関われる仕組みまで落とし込めていた点が良かった。-山根教彦(株式会社類設計室 事業戦略課長)
ネイチャーポジティブと向き合うことは、経済的な話では解決しないことの方が多い。生きとし生けるもの、経済的に合理的なものだけではなく「感覚、優しさ、感性」のようなものを皆で大切にしていきたいと思う。-森本達郎(森庄銘木産業株式会社 専務)

最後に、グランプリ・類設計室特別賞・ネイチャーポジティブ(森庄)賞・オーディエンス賞が授与されました。
企画発表会は地域の皆さまにも観覧いただきました。
ご参加いただいた市役所や銀行、教育関連企業や花き販売業者の皆さまからも学生へ激励のメッセージが送られました。

学生たちによる提案の一部は、今後「森と暮らしLAB in Uda」で実証を検討していく予定です。
また、今後も学生や企業、地域住民の皆さまを巻き込みながら、宇陀の資源を活かした“100年後の森と暮らし”を共につくる活動を進めてまいります。
>>プログラムや今後の活動に関心のある方は、以下よりお問い合わせください。
森庄銘木産業株式会社(奈良県宇陀市菟田野古市場511-2)
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